FPCの用途
Y.Kurihara製品情報
薄電子機器の小型・軽量化に伴う高性能化、高密度化への要求が高まるにつれ、フレキシブルプリント配線板（ＦＰＣ）の需要は高まっております。ＦＰＣは薄くて自由に折り曲げが可能である上、極めて軽量であり、空間を効果的に利用できます。丸和製作所では、自社で培ってきた独自の技術を応用展開させ、お客様のニーズにお応えいたします。
もくじ
医療機器関連部品
医療用ビックデータを収納するストレージ、診断装置が撮像した高精細画像を映し出すディスプレイ、治療薬の投与を細かく制御するポンプ、家庭内や屋外での医療行為を可能とする小型軽量ポータブル装置やディスポーサブル検査キット、遠隔医療行為を可能にする高速・大容量通信インフラ、これらの最先端医療を支えるシーンで当社のFPCが息づいています。
自動車関連部品
自動車と運転者のインターフェースとして重要な計器類やディスプレイ、タッチセンサーんは数多くご採用頂いております。また近年では、廃ガス濃度の以上検知や150℃耐熱が必要なセンサーなど、センシングを支える分野にも展開を始めております。現在では需要が急拡大する自動運転に欠かせないアンテナ、ヒーター、高速伝送路などの開発支援を積極的に進めております。
カメラ関連部品
1970年代に一眼レフカメラにFPCが採用された以降、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ミラーレスカメラ、業務用カメラ、モバイル用カメラ、防犯用や監視用カメラなどに幅広く採用され、高速ズーム、高速シャッター、高速手振れ補正を補うキーパーツとして活用されております。
精密機器関連部品
1990年代から急速に発展したモバイル機器は、従来のパーツを小型化、軽量化、高速化、大容量化、低消費電力の方向を目指しつつ、外部から受ける衝撃、温湿度の変化などにも耐えうる特性を付与する必要があります。こうした場面でもFPCの材質や構造、プロセスを吟味して開発を継続してきた当社は、モバイル機器をはじめとする精密電気機器のメーカー各社から指示を受けております。
宇宙関連部品
1990年代に人工衛星に搭載されるソーラーパネル部に当社のFPCが採用されました。当時は生産が難しかった両面配線での2メートル級の長尺FPCを作り上げ、見事に宇宙に旅立っていきました。あれから約25年の経た今、急速に進む宇宙開発用や宇宙空間での実験装置などに当社FPCの活用が進もうとしておます。
